脱・図書館戦争
※2013/08/18に書いたやつ
図書館、行きますかね?
家にいると、とあるブラウザゲームをついついふらっと立ち上げてしまったりするので、私はよく図書館に行きます。
町の小さな図書館クラスだと、オヤジの避暑地かガキの遊び場かと化してるようなところもあって、そんな図書館では話にならないんですが、ラッキーなことに家の近くに大学があるんですよね。
大学の図書館って、そこの学生じゃなくても利用できることを知らない人はわりと多いんじゃないでしょうか。
図書館戦争
公共の図書館でも大きいところはかなりちゃんとしてますけど、それでもいくつか難点があるんですよね。
まず、席の取り合いが厳しいこと。全国の図書館事情を知ってるわけじゃないですけど、少なくとも都市部のでっかい図書館でお一人様席を確保しようと思ったら、朝から並ぶくらいでないとまず取れません。とくに日曜祝日は。
夏の開館前図書館はこんな感じになってます。
暑いからみんな荷物だけおいて避難w (昔なんとなく撮った写真がこんな形で役に立つとは)
これはまだ開館までけっこう時間がある時点での写真で、開館直前のころには向こうのほうまでズラ~ッと人が並ぶことになります。
戦いは朝の並びだけではありません。ここの図書館は、いわゆる閲覧コーナー(自習コーナー)が3階、4階にあるんですが、9時ぴったりの図書館開館とともに、目当ての席にたどり着くまでの過酷なレースが火蓋を切って落とされます。
当然みんな、全力の早歩きです。図書館員や警備員たちが「走らないでください!」という呼びかけをするので、走るわけにはいきません。たまにちょっとヘンなひとが走ってて白い目で見られてたりしますけど、ほぼ全員が必死の早歩き、階段二段飛ばしで3階、4階を目指します。
これがけっこうキツいんですよねw とくに夏場は汗だくになります。しかも公営の図書館なんで冷房の利きがゆるい。席に座ってから30分ぐらいは暑くてなんも手につかず、ひたすら扇ぐことになります。(扇子か下敷き必須)
図書館で知的労働をするその前に、肉体のほうで労働しないといけないというのは、なかなかこれは困りものなわけです。これが一つ目の難点。
もう一つの難点は、公共の図書館なのであらゆる老若男女が利用するゆえ、静けさが保たれないことがちょくちょく生じるということです。
もちろんうるさい人には図書館員が注意するわけですが、わざわざ注意されるのはあくまでも「うるさすぎる人」だけなんですよね。
子連れのママさんがくればどうしてもその子供が声を上げたりするし、二人で一緒に勉強しに来た女子中学生がヒソヒソおしゃべりを始めたりもするし、無遠慮なおっさんが平気で連れにでかい声で話掛けたりもする。そういうのがちょくちょくあるわけです。
私はカフェ勉みたいなことはまずやらないぐらい、うるさいのが嫌いなタチなので、そういうのがどうしても神経に障ってしまうのです。
そこへ、大学の図書館の素晴らしいことといったら!
大学の図書館は最高
大学の図書館というのは、いきなりふらっと押しかけて、それで自由に入れてもらえるようにはなっていません。大学によっても違いはあるかと思いますが、基本申請が必要です。
私が利用させてもらってる大学の場合、まず自分の身元やら利用の目的やらをしっかり書いた申請書類を大学図書館に提出して、審査のちOKの返信が送られてくれば、ようやく利用できるというようになっています。
このめんどくさい手続きがあるおかげで、一般利用者というのはほとんどいません。そしてそもそも、20歳未満の場合は学生以外は基本入館不可の決まりがあります。
おかげで席が選び放題! 館内も一日中超静か!
私みたいな神経質な野郎には、天国です。
大学生なんてのはそのほとんどは大学に遊びに入ってるようなもんですから、肝心の学生もそれほどは図書館にこないんですよね。
唯一の欠点は、学生のテスト期間中は一般利用者は図書館に入れてもらえないこと。でも私が利用させてもらってる図書館の場合、独立した自由閲覧室というのがあって、そこは入場管理ゲートがないので、学生ですみたいな顔をしてれば入れちゃうんですよね。